フランスに来て無事一年が過ぎました。まだ、来年度の大学の正式登録が、できないので、期限切れになった学生ビザの予備更新の手続きに県庁に行ってきました。外国人の滞在許可窓口は、最低一時間待ちです。申請の日は開庁、45分前より門の外に並びました。順番は7番目、すんなり番が回ってきて、約20分で退庁。受領に来るようにとの、郵便を受け取ってから、再度、出向きました。この日は、ゆっくりと出掛けたので、中で1時間半待ち、でも問題なく、3ヶ月延長の許可証をもらい、一安心でした。


さて、かねてから気になっていた、ハマムといわれる、イスラム式公衆風呂およびサウナにいってみました。トゥーロンのテアトルの近くにあります。ちいさなレストランやカフェの間の狭い入り口の奥に、タイル張りのハマムがありました。昼間は女性専用となっています。料金体系が入り口に表示してあり、支払いは帰る時にします。入場だけが約1300円、これにゴマージュといわれる垢すりを加えたコースが約1600円、マッサージコースは背中だけと全身があり、3300円、4400円。あとで飲むミントティーがワンポット220円くらいです。


日本の銭湯のような感じです。個別の蛇口と小さな洗面台と椅子が並んでいて、中央には生贄台のようなタイル張りの台があり、この上でゴマージュを行います。モロッコ産の石鹸を全身にぬり、垢すりスポンジで、体の両面をこすってもらいます。一緒に行ったリピーターの女性が、お店でこのスポンジや石鹸を買うと高いので、後で専門のお店で購入して次回は持参したほうがいいと教えてくれました。
サウナ室もタイル張りで胸ほどの高さの場所に上って、座ったり、寝そべって過ごします。洗面器ではなく小さなボウルが、置いてあるので、これに冷たい水を汲んで、サウナ室に持って入り、顔を冷やします。
タオルは使わないようです。裸でいいのですが、みなさん水着の下の部分だけ、身に付けて利用しています。このサウナとゴマージュの後は、隣の部屋で休みます。バスタオルを巻いて、暑いミントティーを飲みながら、ずらりと並んだベットに寝そべって、うたた寝もしたり、全身にクリームを塗ったりします。このクリームも有料なので、持参がいいようです。マッサージ希望者は別室に案内されます。残念ながら、私は、行わなかったので、詳しい様子はわかりません。でも、行った人は、とても気持ちよかったと感想を述べていました。頭のからつま先まで、くまなくマッサージしてくれるそうです。次回はこれを試してみようと思います。

私はゴマージュを試しました。体格のいい女性が手に垢すりスポンジ手袋をはめ、生贄台に寝そべった私の背中をこすりだすと、痛いので、お手やわらかに、と頼むと垢なんか出ないから、あなたには必要ないよ、と言われました。あとで、別の人がこすられている時、来て見てごらんと其の女性が言うので、見ると確かに一皮むけたような垢が出ていました。
こちらの人はシャワーだけで済ます人が多いようです。特に夏はぬるめのシャワーを浴びるだけです。私は
夏でも熱い風呂に入りたいのです。やはり、日頃、熱いお風呂に入っているので垢も落ちているのでしょう。
そういうわけで、ゴマージュは、いまひとつでしたが、サウナは良かったです。サウナ室で一人、眼を閉じ、汗をだらだら、流しながら、このフランスでの一年を振り返り、感慨にふける私でした。